2021.10.02 15:56季節外れの花 一昨日、近所の花屋の店頭に、紅花が並んでいるのが目に付いた。 紅花は、通常7月上旬から中旬にかけて開花する植物。何故この季節に見ることができたのだろう。そのような新品種なのだろうか。 あまつさえ、季節外れの10月に出会えるなんてと驚いてしまいながら、翌日に逢う友人へのギフトのためにしっかり購入した。 季節外れの花。 例えば秋や冬に咲く品...
2021.08.26 17:52カセットテープ・ダイアリーズ 映画好きの友人からの奨めで観たこちらの作品は、よき秀作。 舞台は80年代の英国。パキスタン移民の少年がブルース・スプリングスティーンの音楽に影響を受けながら成長していく姿を描いた物語で、英国という独特な階級社会の閉鎖的な町で受ける人種差別と、保守的な親から押し付けられる価値観の描写、脚本のセンスが生々しく、心抉られる展開にひきつけられて...
2021.08.21 21:42うらにわにて 大河原町駅前図書館を訪ねた後、同町内の懇意なる古民家のアトリエへ。 私はここがとても好きだ。 このアトリエの古民家のリノベーションという進化の過程には、無理な力の作用の違和感を一切感じられずに、常に等身大のナチュラルな時間の流れの中で空間創りが成されている。 オーナーの阿部さんは、自身が保有される時間の流れをとても大切にされている方。そ...
2021.08.18 06:32詩から生まれたハーブ展 vol.2開催のお知らせ 本年4月に仙台市で初開催を行った「詩から生まれたハーブ展」。 私の詩から得たインスピレーションをもとに、ハーバリスト阿部薫さんが作品毎に独自のハーブブレンドで表現を行う、新感覚溢れるコラボレーションの二人展です。 この度、次回展の開催を地元山形市で行うこととなり、Webでの情報を本日より公開いたします。会場は、山形県郷土館「文翔館」。3...
2021.08.04 17:04尾形亀之助詩集 数年ぶりに再会した友。 友とはいえ、じっくり話を交わしたのは今回の再会のタイミングで初のことであった。 友は、別れ際に一冊の本を私に差し出してくれた。 「私が唯一好きな詩集です」 そう言い残して、再会の美しい一日の時間を閉じた。 本のギフトは、久しぶりのことだ。 何より、読者家...
2021.06.28 13:22手放した先に「過去に貰った手紙の中で、目に触れるだけでも辛くなってしまうようなものはありませんか?」 遠方に暮らす友人からのメールに、そんなメッセージが含まれていた。 なんでも、今この時期に、そのようなものを手放し、心身ともに身軽になって変化を選ぶことが大事であるということが、頂いたメールの核心となるメッセージのようだ。「ああ、確かにある...